レポートはじめます
1年を振り返って
市議会に送っていただいてから、早1年が経とうとしています。長かったようで短かった議員1年目は、様々な業務や行事を経験するなかで、多くのご縁を頂くとともに新たな発想を得た実りある時間となりました。活動の様子については、5月に発行した広報誌の配布をはじめ、なるべく直接お会いしてご説明するよう心掛けています。私を見かけた際には、ぜひお気軽にお声がけください。
SNSとの向き合い方~情報発信の難しさと責任~
さて、この度レポートを始めるに至った経緯について、ご説明します。
結論から申しますと、私にとっての情報発信ツールとして最適だと考えたからです。
情報発信の方法は多様化しており、なかでもSNSが主流であるといえます。芸能人から一般人、同様に多くの議員もSNSを駆使して、情報発信に取り組んでいます。SNSの種類も多様で、動画や写真の活用や、活字のみで運用するなど様々なツールが存在します。情報の鮮度や拡散力、なにを伝えたいかによってそれぞれ使い分けをするわけですが、私はこの1年間、ほとんど使用しておりませんでした。理由は、以下の通りです。
まず、手軽かつ拡散力があるが故に、慎重になりすぎてしまう点です。言葉は、意図しない意味を持ってしまう可能性があります。議会に送っていただいた私の言葉選びは、より慎重であるべきです。また、明白な正解が存在しない事案を扱う場合もあるため、自分自身の判断に対しても、常に批判的な姿勢で臨んでいます。したがって、タイムリーかつ継続的に情報発信が求められるSNSに対して、ポジティブに取り組むことができませんでした。
次に、発信したい内容とSNSの非適合性です。全国に3万人以上存在する議員が発信する内容は、地域行事への参加風景や趣味の様子など柔らかい印象を持つものから、時事問題に対する論評や社会への問題提起といった硬い印象のものまで多種多様です。SNSの特性上、長く分かりづらい内容のものは目に留まりにくく、簡潔かつ共感しやすいキャッチーなものが好まれる傾向にあるため、単純化され過激な内容になりやすいように感じます。
一方で、議員の仕事は、住民の幸福を追求するために議論を交わし、決断をすることであるため、地味なものが大半を占めています。したがって、本来であれば、事案の争点の明確化や有効な論拠の収集、議論の着地点の模索などについての自身の考えを発信・共有すべきですが、あまりに映えない内容(そこに一番の関心を寄せてくれる方もいますが)であると思い、SNSを敬遠していました。
新たな取り組み
以上のように、SNSに消極的であった私ですが、完璧でなくとも現時点における私の考え方を示す必要性や、思いを共有したいという願望は持っていました。また、ほとんど更新のない私のホームページに少なくない方が訪れてくれていることへの感謝を伝えるためにも、今後、レポートという形で発信していきます。
内容については、議員としての活動はもちろんのこと、私生活などのパーソナルな話題も幅広く扱っていくつもりです。また、堅苦しくならないよう文体については、硬すぎず砕け過ぎないよう配慮します。マイペースな更新頻度になるかと思いますが、どうぞお付き合いください。

